先日、ネット上のイタリア語の記事で、夏至の夜に作る魔法の水のレシピと説明を見つけ、それを翻訳しているので、ご紹介します。
この水は、夏至の夜に仕込むもので、今年2022年ならば、6月23~24日の夜に用意をします。
この魔法の水には、幸運、愛、健康をもたらし、悪霊や災難を追い払い、作物を保護することができるという伝説があります。
オリジナルは、イタリアで古くから民間に伝わっている儀式。
私の印象では、古代から連綿と受け継がれてきたものなのではないかと思うのです。
名前は聖ジョヴァンニの水(Aqua di S.Giovanni)
聖ジョヴァンニはイタリア語読みだけれど、洗礼者ヨハネといった方がわかりでしょう。
聖ジョヴァンニの水の作り方と使い方
夏至の夜は、癒しと保護の効果があるという伝説の水「聖ジョヴァンニの水」を仕込む魔法の夜。
自然が最大限の輝きと力を発揮する一年で最も長い日、夏至にちなんだ古くからの民俗儀式。
この日は、光の力と自然の再生を祝う日。
聖ジョヴァンニの水は、神々の露に浸された草花の力とパワーを利用するために調合されます。
伝説によると、聖ヨハネの夜には神々の露が降り注ぎ、植物や花に影響を与え、特別な力を与えると信じられています。
夏至は、神々が新生児の魂を通らせるための門であり、まさにそれは露の形をしていると言われているのです。
✽調合に必要なハーブ✽
伝統的には、6月23日の日没時、手つかずの自然が残る場所で育ったさまざまな種類の花や野生のハーブを採取します。
この古代の儀式には、様々なハーブが伝統的に使われます。
例としては…
・ラベンダー
・セントジョーンズワート
・よもぎ
・マロウ
・ミント
・ローズマリー
・バーベナ
・ポピー
・矢車草
・バラ
・カモミール
・クローバー
・エニシダ
・ニワトコ
収穫の際には、自然を尊重し、過剰に採集しないこと、植物を根こそぎにしないことが重要。
ハーブを収穫しながら、母なる大地からの贈り物に感謝するのもよいでしょう。
作り方
日没後、収穫したハーブをボウルに入れ、水をかけ、ポジティブな意図を持って混ぜ合わせます。
そして、一晩中洗面器を外に置いておくと、ハーブと水が朝露をすべて吸収し、魔法の力を持つようになります。
使い方
6月24日の朝、夜露の力を受け、花の香りが染み込んだその水で手と顔を洗って、幸福感を感じましょう。
この水は、小さなガラス瓶に集めて親戚や友人に渡し、その日のうちに使ってもらうこともできます。
聖ジョヴァンニの水は、飲用目的のものではありません。
上記のハーブは、入手がしにくいものもあるとおもうのですが
リストにあるのは、ハーブだけじゃなくて、普通に自然に生えている草花なので
日本で実際にこれをやろうと思う人は、自分が育てているハーブがあればなんでもそれを使えばいいし
最寄りでハーブや花を入手できるならば、それでも大丈夫ではないかと思います。
(イタリアでは上記のリストのハーブ類は、その辺に雑草のように生えているものなので
日本でも香りがよいもの、きれいなものなど、気に入ったものを集めて作るので大丈夫だと思うのです)
実際にやっていることは、植物から水へエネルギーを転写しているということになると思うので
夏至のホームメイドのフラワーエッセンスともいえるわけです。
飲用ではないので、スプレーに入れて部屋にまくとか、水をかけてもよいパワーストーンの浄化に使うとか
自分のオーラフィールドにかけて調整や浄化に使うとか
お風呂に入れて入浴に使うのもいいかもしれません
無農薬で、食用に使えるハーブを使うならば、自己責任で飲用にしてもいいのかもしれない
(外に置いている段階で虫とか埃が入るかもしれないのを考えると、お勧めはできないかもしれない…)
保存的なことを考えるならば、作成してからその日のうち、そして、MAX数日後までで使い切るのがいいのかなと思います。
私も、ちょうど使えそうな自宅のハーブがあるので、それを使って作ってみようと思っています。
この記事へのコメントはありません。