12月11、12日、一般社団法人コーチング心理学協会の講座に出席し、ナラティブ・アプローチを使った、コーチング手法を学ぶ講座に出ていました。
資格ばかりを並べるというのも、どうかと思うのですが
私が出席した講座は、出席してとても良かったと思いますし
そこで認定された資格に関して、一応、記事の中で残しておこうと思うわけです。
ナラティブ・コーチ®の認定を受けています。
かなり前から心理学をちゃんと学びたいと思っていたけれど
理論だけではなく、実践で使えるものを学びたいという希望があって
その中でも、ナラティブ・セラピーというものに興味がありました。
ナラティブ・セラピーとは、アリス・モーガンは
ナラティブ・セラピーはカウンセリングやコミュニティーワークの中で敬意を示し、非難しないアプローチを実践し、それによって人々をその人生の専門家として中心に据えてゆくのだ
と述べています。
問題というのは人に内在しているのではなく、環境や社会にある。
なので、問題を人から切り離して、外在化させ、それだけを切り離して扱ってゆく
その過程でその人自身の人生を生きる資質や資源や能力が必ず存在していて、その人に希望や力を見出すための手伝いを
その人自身の物語を語ってもらうことで引き出してゆくもの
というような私自身の認識です。
詳しくは以下の本などを参考にされたらよいのではないかと思うのですが
今回私が参加した講座は、ナラティブ・アプローチをコーチングに使うためのもので、理論、方法といった座学だけでなく、豊富な実践を通じて、実際にどのように使ってゆくのかもみっちりと学ぶことのできる講座でした。
私は、以前カウンセリングを日本カウンセリング研究会で学んでいたのですが、そこで学んだカール・ロジャースのカウンセリングは、傾聴する、あるがままという感じなもので
それよりも、新しく最近生まれているナラティブ・セラピーでは、傾聴するだけでなく、積極的に話を引き出してゆくことや、語られないこと、歪みの生じている部分にもフォーカスして行く感じであって
それを、いかにその方にとって、ポジティブな側面として読み解いてゆくのかという視点を引き出してゆくような違いがありました
私自身の今の仕事は、スピリチュアルの比重が非常に重いのですが
実際にブルース・モーエン・メソッドやソウルシフトを見てゆくと、ナラティブ・セラピーに通じる誘導や手法もあるということに気が付きます
そして、常々、スピリチュアルなセッションをしていて、時として、スピリチュアルが本当の問題から目を背けるための逃げ道として使われて
現実での生活や人間関係に支障をきたしてしまう傾向があるというのを感じてもいます
ふわっとしたセッションをすることはとても簡単なのですが
それを私は目指しているわけではありません
もちろん、全ての人が自分自身の問題に向き合う準備ができているわけではないので
クライアント様の意志を尊重しますが
それでも、勇気をもって向き合うことができる方の手助けになるような
そんなセッションをしたいと思っているのです
そして、セッションだけでなく、ワークショップやイベントでの瞑想の誘導の中にこうした技法を加えて加えてゆくことで効果がより上がるのではないかと思ったりもするのです。
まだまだ、ナラティブ・アプローチに関しては学ぶ必要はあると思います。
が、講座ではクライアント役とコーチ役を交互に実践することで基本の部分を短期間で効率よく学ぶことができた
良い講座だったと思います。
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スピリチュアルなセッションは、クライアント様と、セラピストと、そして、クライアント様のハイヤーセルフやガイドさんたちのすべての共同作業であると思っています
ハイヤーセルフやガイドさんは当然、相談に見えられるクライアント様にとっての最善を尽くしていると思うのですが
クライアント様にセッションにフォーカスしていただいて、最大限の効果をあげてゆくためには
セラピスト側のカウンセリングの能力が重要になると思っています
そしてそのための引き出しはいろいろ持っていた方がよいし
常により効果的な方法や、クライアント様に合わせた方法を選べることができる
そういうセラピスト側の向上心というのも大切なのではないかなと。
これは面白そうだとか、効果がありそうというものに関しては、今後も学び続けてゆきたいと思っています。
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