6月から、約一ヶ月、トルコ・イタリア・イギリスを回って、23日に日本に戻ってきました。
今回の旅行の主な目的は、イギリスのアーサー・フィンドレー・カレッジでミディアムシップを学ぶことにありました。
最近、英国式のミディアムシップというのが注目されているようです。
亡くなった方とコミュニケーションを取り、そのメッセージを伝えるというのがミディアムシップであり、それをするのがミディアムなのですが
昨年くらいから、ブルース・モーエン・メソッドのワークショップに、英国式ミディアムシップを学んでいるけれど、自分自身の能力をもっと高めたいという方が複数名受講されてきたり
また、ご家族からのメッセージを英国式で学んだミディアムの方から受け取ったけれど、しっくりこないから、自分でつながりたいとか
BMトレーナーの私にも頻繁に耳に入るようになっていたのです
そして、ミディアムの勉強をされている方から、英国式ミディアムシップと関連した質問を受けることもあったのですが
私自身がその英国式ミディアムシップを知らない(やったことがない)ので、適切な答えやアドヴァイスをお渡しできるのか、疑問を感じずにはいられませんでした。
そのため、自分自身が亡くなったかとのコンタクトを教えている立場でありますし、その学びのために、本場で学ぶことを決めたわけです。
実際にアーサー・フィンドレーで学んで、私が感じたことや英国式のミディアムシップとブルース・モーエン・メソッドの違いなどに関しては、この動画で詳しくお話しています。
まだまだ私自身の実践も必要とは思いますが、ミディアムシップをみっちりと実践していた中で、形式は異なりますが
結果的に根本的な部分では同じことをしている、同じ考え方で霊的な世界とのコミュニケーションをとっているというのは実感しました
英国式のミディアムシップだけでは、感覚や直感に頼りがちであり、スピリチュアルな世界の哲学、理論やテクニックが薄いです。
そして、来てくれた霊とコミュニケーションをとり、情報を受け取る受け身なコンタクトであり
ブルース・モーエン・メソッドでは、理論に傾きがちで、感覚や直感を育ててゆくのに時間がかかります。
そして、自分から亡くなった方のもとへ行って、情報をもらってくるコンタクトです
両方、良いところもあり、悪いところもある。
ただし、これは、ブルース・モーエン・メソッドをトレーナーとしてやり込んできた私だからこそ感じたことでもあるし
両方ともをある程度知らない限りは、表面的な理解しかできずに、間違った捉え方をする可能性があるだろうなと感じたというのがあります
そして、それらを踏まえたうえで、ミディアムシップ自体は
- 非物質からの情報をより深く・正確に受け取るための訓練方法
- 故人とのコミュニケーションを望んでいる方への一つの選択肢、チャンス
- ミディアムを志望する方の練習の場
の点では非常に有効なのではないかと思います。
7月28日(日)にブルース・モーエン・メソッドの練習会でミディアムシップを取り上げて、実際に、参加者さまに実践してもらおうと思っていますが
9月以降、毎月、レベル3修了者以上を対象に、ミディアムシップの勉強会(練習会?)を開催したいと思っています。
故人とのコミュニケーションを扱うのならば、レベル1以上からでよいと考える方はいらっしゃるかと思います……
なぜ、レベル3以上と限定するのか?
動画の中でも話しているのですが、実際の現場的にはミディアムシップというのはグリーフを抱えた方と接する機会がほとんどです
ですが、ミディアムシップを本業でされている方の中には、眼の前の生きている人へのリスペクトが欠けていたり、華やかなミディアムシップのイメージと自分を重ね、自分自身の自己肯定感を高める目的のために、そして、自分の内面の課題から目をそらして活動されている方が、それなりに評判が高い人の中にも多いように感じています。
私は霊的な成長なしに、サイキックな能力を高めることに懐疑的です
そして、自分自身の課題を無視しているということは、ブルース・モーエン・メソッド的に言えば、自分自身の内面に救われるべき側面がたくさん存在することを表しますし、同時に、多くの信念を抱え、世界を、そして、霊からのメッセージを自らの信念で歪めて伝える可能性を秘めています。
正直にいえば、そういう状態でグリーフを抱えた人々に亡くなった方からのメッセージを伝えるということを、私はしてほしくないのです。
バランスの取れたニュートラルな状態で良いミディアムシップをする最低限の条件が、自分自身の内面を自ら見つめ、それに対することができる力をもつことであるように私は思います。
ミディアムを志す人が今後もブルース・モーエン・メソッドを学びに来るかもしれませんが、そうした理由で、私はレベル3受講を必須条件としようと考えています。
興味のある方は、レベル3まで終了の上、9月以降の練習会へお越しいただければと思います。
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