QHHTのセッション後にお渡しする音声ファイルに関して

QHHTのセッション後にお渡しする音声ファイルに関して

QHHTでは、ヒプノのセッションの様子をICレコーダーで録音して、お渡しするのが決まりとなっております。

セッションの模様を録音した音声ファイルは、クライアントさまの財産となります。

私は他のメソッドの前世療法を受けたことがありますが、音声ファイルを渡すセッションは、QHHT以外ではありませんでした。
他のメソッドでは、ごく少数派、セラピストさん次第なのかもしれません。

音声ファイルを渡すということの理由はいくつかあります。

セッションの内容を後から追体験するため

セッション時間は90分~120分程度。
たとえ記憶力が良い方でもすべてを記憶しているわけではありません。

ご自分が話されたことさえ、うろ覚えということが多いです。
普通の時でも、お友達と2時間、喫茶店で話しても、その時のすべての言葉を覚えている人はそうそういないと思います。

ましてや、セッション中は体験することに一生懸命で、細かい部分などは、すっかり忘れていることも多いので、それを後から思い出す効果もあります。

そして、セッションでは覚えていなかった一言に、実はすごく意味があったりします。

また、音声ファイルを聞くことで、再び、セッションの時の状態を思い出し、そこからその場面を再現することが出来る時もあります。
そうして、その時に見えなかったことや、別の場面が見えたり、別のシーンを思い出すきっかけになります。

場合によっては、それをきっかけに、別の過去生の記憶が出てくることもあります。

前世を経験するという精神状態(変性意識)は、一度経験して、記憶すれば、一人でもう一度行うことも出来るのです。

そして、音声ファイルがある場合は、誘導部分も存在するので、更に容易になります。

記憶の改ざんやネガティブな妄想を防ぐ

私がプラクティショナーとして、ドロレスさんのセミナーを受けた際の話です。

対面でのセミナーではプラクティショナー間で、セッションを掛け合い、練習し、それをレポートしていました。

私の属したグループでは、クライアント役の方がかなり悲惨な経験を思い出すようなセッションとなりました。
私は、記録係でそれを中立の立場で見て、記録していました。

セッションをしたのは、深夜で、QHHTのメソッドに従い、セッションの録音を渡して、別れました。
そのあと、その方は退行して経験したものが精神的にショックだったので、録音を聞く必要はないと自己判断し、聞きませんでした。

翌日のセッション結果の発表の際に。
クライアント役のプラクティショナーが話したセッションの内容は、実際のものと異なるものに変質していました。

クライアント役は、夜中、ショックで寝れなかったので、寝ないままセッションのことを繰り返し思い出していたのです。
思い出す過程で、ひどい内容に更にひどい内容が少しづつ加わってしまって、最終的には、最初の姿とは異なる、さらにネガティブな記憶として作り変えられてしまったのです。

実は、ショックな出来事の記憶が出てくると、そこであったことをリフレインすることによって、現実よりもよりショックな内容にどんどん書き換えてしまうという現象はよく起こるのです。

ドロレスさんは、その件に関して、クライアント役の方に、自分の音声ファイルを聞いたか?と問いました。

もちろん、聞いていませんでした。

そして、ドロレスさんは音声ファイルを聞くことの重要性を語られました。

音声ファイルは、そのような自分の記憶違いや妄想を避けるために存在している
そして、音声ファイルを聞くことは、何かしら、トラウマチックなものであろうと
自分を見つめ、問題となる部分にフォーカスし、癒しをもたらすために存在している

つらい気持ちはわかるけれど、きちんと聞くことはあなたのためなのだ

と。

なので、音声ファイルを、セッション後に聞くというのは非常に重要なことです。

ヒーリングの効果

一つには、トラウマ等へのヒーリングの効果があります

セッション中に、納得できなかったり、苦しかったり、号泣するようなものを体験した場合でも。
何度か録音を聞いているうちに、今の自分の視点からの、自分のなかの落としどころが見えてくることがあります。

そうして、ヒーリング、自分の過去世との統合が行われてきます。

それが起こった場合、その過去世由来の問題が解消されてくるのです

もう一つは、潜在意識(SC)のパートのヒーリングの効果があります

潜在意識のパートに入った段階で、エネルギーの変化を感じる人も多いですし
録音を聞くときに、その時の感覚、潜在意識とつながった時の感覚を思い出し
再び、つながることができます

それによって、ヒーリングの効果がありますし
つながることで、一人でメッセージを受け取ることができる可能性も生まれてきます

 

録音ファイルを聞くというのはとても重要なことです

最低限でも、セッション後、一度は必ず聞いてください。

1週間程度、毎日、潜在意識のパートを聞くだけでもよい効果があるという人もいます。

セッションだけで、セッションは終わらない。
また、自分の過去、自分のネガティブな部分に向き合う勇気がなければ、変わることもできません。
自分を変えるのは自分自身です。

Follow me!

関連記事

  1. 過去生の想い残しを知ることにも意味がある

  2. ヒーリングタッチ・アドヴァンスⅠ

  3. 八ヶ岳のユニバーサルアカシックレコードリーディングリトリートに参加

  4. ガイドってどんな存在?【動画アップ】

  5. 古代メキシコ展赤の女王の副葬品

    遠足企画で古代メキシコ展の共同探索を開催

  6. 本棚写真

    QHHT関連の本

  7. Amazon Kindleで過去生をもとにした小説を出版準備中

  8. ブルース・モーエン・メソッドの短い紹介動画

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP